旦那さんが浮気をしために離婚を考えた場合、怒りから思わず「離婚だ!」と言ってしまうことがあります。
しかし、これは離婚の方法としては「絶対にやってはいけないこと」であり、感情的になって離婚届けに印を押してしまうのは得策ではありません。浮気した旦那さんと上手に離婚するということは、浮気の被害を受けた女性が「取るべきものをしっかりと取って」別れるということです。
そのためには、浮気をした旦那さんに対して法的な手続きをとって財産や親権、養育費などの「お金と権利」についてしっかりとケリをつける必要があるでしょう。浮気の代償として、
自分の要求をすべて通してから別れるのが「上手な離婚の方法」といえるのです。
浮気をした旦那さんから財産分与を受け、親権をとり、慰謝料もとるためには、「浮気の証拠」が必要になります。
これは、協議離婚(2人の話し合いで決める離婚)で双方の主張がかみ合わずに、
調停や審判、裁判にまで発展したときに法的な手続きをとって別れるためです。
調停を例にとってみると、財産分与で自分が納得のいく金額が得られない場合に、「浮気の証拠」を調停委員に見せて信ぴょう性を高めていきます。
この動かぬ証拠があってこそ、離婚の理由が定まり、財産分与での主張もとおりやすくなります。
浮気の証拠とは、裁判上の離婚理由である「配偶者に不貞行為があったとき」を証明する情報になります。つまり、旦那さんと浮気相手がラブホテルへ出入りしているシーンを撮影した動画や写真などがそれにあたります。
この証拠は探偵事務所にとってもらうのがベストな方法ですが、予算に都合がつかない場合などは友人の協力を得て自分でもとることができるでしょう。「浮気の証拠をつかむ」というのが戦略の1つ目になります。
話がもつれて、条件が折り合わないという場合には、調停に訴える必要があります。
これで、第三者が入った上で、法的な手続きを踏まえて別れることができるでしょう。